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第13号 非正規の賃金を正規並に

執筆者の写真: ユニオン習志野ユニオン習志野

更新日:2019年3月5日

10月3日職場課題と障がい者職員解雇問題でユニオン習志野が当局と交渉(その1)


「正規と同じ仕事してても月12万! これじゃ食っていけない」(ユニオン) 「責任の重さが違うから低賃金は当然」(当局)

1 人事評価について→出させても使っていないし、八千代は非正規に実施してない

ユニオン

人事評価はみんなにとって負担。強制するな。 人事課に積んであるだけ。何に使っているのか?

主幹

何かに使っているかというと、今は使っていない。非正規については雇用の更新の際、参考にする。

ユニオン

人事評価を雇止めに使うな。「面倒な仕事を他人に押し付けたり」とか、評価項目も変な内容が多い。非正規について八千代はやっていない。

主幹

それは知らなかったが、習志野はやる。

2 本人の意向を聞かず雇止め、異動を行うな→本人と話すのは法で禁じられていない(!?)

ユニオン

上の方で勝手に決めて職場をなくしたり、雇止めにしたり、異動についてもいきなり言われる。雇止めも異動も本人の意向を無視してやらないことを約束せよ

人事課長

任期を定めて雇用している。マニュアルに伴う退職は本人を無視したとは考えていない。

ユニオン

前回 部長が「ご本人とも十分話し合いを行う」と言ったではないか 人事課長 ご本人と話すことは地方公務員法にこれを妨げる規定はないので、話しはしますが…

ユニオン

ガッカリだし、失礼だ、今の聞いたらみんな怒るぞ。

3 3月31日を臨採雇用期間から外すことをやめ、継続勤務の非正規を正規にしろ

ユニオン

2014年総務庁の通知で、再度の任用については「1年ごとに新たに設置された職」と位置付けて雇えばいい、ということになった。だから3月31日を雇用期間から外す必要はない。

人事課長

自治体によってやり方が違うので、習志野は1日あけているが、今後他の自治体の動きを注視していく。正規は採用試験に合格している。非正規を正規にすることはできない。

ユニオン

で は現業について今後試験を予定しているか

人事課長

現業については退職の補充はしない

4 正規と同じ仕事をしている非正規の賃金を正規と同じにしろ!

ユニオン

月12万じゃ家族を持つこともできない。今年他市は賃金アップしているのに習志野はすえおき。船橋は保育士さんの時給1530円、あまりにも習志野と差があり過ぎる。非正規は今や仕事の中軸を担っている。同じ仕事やってるのに非正規は正規の何分の一の給料、これでは食っていけない。例えば人事課長が明日から月12万でやれ、と言われたら無理でしょう。

人事課長

仮定の話だからお答えできない。

ユニオン

正規も非正規(臨採)も同じ仕事をやっている、という認識はあるのか?

人事課長

責任等は異なる

ユニオン

正規でも非正規でも責任取っている。我々の中で正規と臨採の仕事が違うなんて思っている人、一人もいない。現場を知っているのか。

人事課長

承知してませんけど…

ユニオン

人事課長なら、承知してなきゃまずい。

人事課長

正規と非正規では責任の重さが違う

ユニオン

どう違うか、大問題だ!そんなこと言われたらみんな怒るぞ。正規と全く同じ仕事をしているのに非正規は低賃金、という認識はあるか?

総務部長

同一労働同一賃金は目指すべきだと思う

ユニオン

責任の重さ云々は逃げの議論で意味がない。賃金格差を減らし、大幅賃上げをしろ。

11・6世界の労働者と団結する全国労働者集会に集まろう!

1%の人間の金もうけのために99%が搾り取られ、低賃金、過労死で苦しんでいる。だから今韓国で、フランスで、インドで、世界中で労働者が立ち上がり、日本でも新しい組合がどんどんできています。国鉄1047名解雇撤回! 闘う労働組合の全国ネットワークを! 東京―ソウル国際共同行動で戦争と労働法制解体攻撃に反撃を!

11月6日(日)正午 東京・日比谷野外音楽堂に韓国から、アメリカから、ドイツから、世界中の労働者が集まります。 職場からみんなで参加しましょう

障がい者不当解雇について、市民の方からの投稿をご紹介します

相模原障害者施設殺傷事件と習志野市障がい者不当解雇事件に思う

 7月26日に、相模原市の障がい者施設でおきた大量殺傷事件で、容疑者は「障がい者はいなくなればいい」と供述し、逮捕されて2か月余りたった今も呪詛のように繰り返しているという。容疑者については、元職員であったこと、在職中から入居者への暴力があったこと、今年2月に衆議院議長公邸を訪れて手紙を渡し、その手紙がもとで、病院の精神科に措置入院させられ、大麻の陽正反応が出たのにもかかわらす、約2週間で退院。施設は退職さ せられたことなどが断片的に報道されている。 まだまだ、本人の心の闇、動機などが解明されない段階で、この「障がい者はいなくなればいい」という言葉に対する衝撃は、多くの人の内面にトゲのように刺さったままだ。現在は社会保障がどんどん削られていくなかで、弱肉強食、社会的弱者切り捨てが当たり前のようになっている風潮だが、自分と同じ人間を「いなくなればいい」とは言えない良心を私たちは持っている。ヘイトスピーチには不快感をもつ感性を持っている。かつてのナチスドイツや戦時中の日本の異常な政権は、障がい者は役に立たないから差別し、抹殺するという優生思想で虐殺や隔離政策を行った。その時代は広大な社会の闇が広がっていたのではないだろうか。一人ひとりの内面に刺 さったトゲの正体は、日常に追われて社会の闇に紛れてしまうんじゃないぞという警告のトゲかもしれないと思ったりする。 さて、わが習志野市長は、障がい者わくで雇用した若者を突然解雇し、解雇日に解雇予告手当も支払わないという労働基準法違反をしておきながら、その理由として「能力がないから解雇した」と平然と言い放ち、その説明は行わず、勤務実績報告書は全面墨塗りでしか公開しない。反省、謝罪する気配すらないばかりか、議会、障がい者団体の抗議や新聞を始めとするメディアの追及に追い詰められると、警察と結託し、支援している労働組合の委員長らをでっち上げで不当逮捕する。まるで悪代官みたいなやりたい放題をいまも続けているのである。 相模原殺傷事件では、生身 の人間として障がい者と何年も触れ合った容疑者の青年がなぜ、「障がい者がいなくなればいい」という思想に至ったのかを、生い立ちや挫折、福祉労働の過酷さなどからも追及されなければならない側面があると思われる。 しかし、習志野市長が「能力がないから解雇した」と障害を理由に前途ある青年の将来を抹殺することなど、市長のどんな個人的理由があろうと当然許されるものではない。 市は現在、国の「障害者差別解消法」施行を受けて、「障害のある人もない人もみんなで支え合う社会をめざしています」と、条例制定のために、パブリックコメントを募集中だ。市長自身が真っ先に障がい者を排除しておきながら、市民に障がい者を支えようと言う資格は全くない。有権者である私たち市民は 、この卑劣でブラックな市長を許してはならないと思う。   (習志野市在住。福祉施設職員)

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