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再任用職員への退職強要粉砕闘争

2014年9月、総務部次長と人事課長が再任用職員Nさんを呼び出し、「10月1日以降も働く気があるのか」「話すことがあるから、9月30日は出勤日ではないけど職場に来てくれ」と休日に呼び出す事件が起きました。

 市当局は、夏の暑さで疲れたNさんが仕事中うつらうつらしてしまったことを「人事課なんだから、そんなことがあっては他の課に示しがつかない」と問題にしました。これは事実上の退職強要攻撃でした。

 

 習志野市では正規職員は60歳で退職し、その後65歳まで再任用職員となります。賃金は大幅に削減されます。再任用職員は通常、1年ごとの更新です。ところが、Nさんに対しては、2014年4月から異例の6カ月更新にしたあげく、9月30日をもって雇い止めにしようとしてきたのです。そもそも、年休支給年齢の引き上げにともない、60歳退職・65歳まで再任用ではなく、65歳まで正規職として雇用延長すべき問題です。

 

 Nさん雇い止め攻撃に対して、職場から怒りの声が上がりました。

 

 「今年の夏は死ぬほど暑かったので夜眠れなかった。管理職もうつらうつらしていたし、定年後の再任用職員だったら、疲れやすいにきまっている。こんなことで雇い止めをほのめかすなんて、いじめ、パワハラだよね。同じことをされたらみんな怒っちゃうよ」

 

 「職場を回しているのは俺たち労働者だ。一人ひとりをいたわりあい、『今日もみんなでがんばろう』という職場にしなけりゃいけないのに、逆に職員をいじめているようじゃ話にならない。暗い職場になって仕事もうまく回らなくなる」

 

 「Nさんはもともと習志野高校の先生で、26年間教鞭をとったあと、今の総合教育センターで働き、定年をむかえた。習志野高校時代の教え子が市役所職員の中に何人もいるし、長年習志野市を支えてきた大先輩。その大恩人に対し、こんな失礼極まりない扱いをするなんてダメだ」

 

 「Nさんは習志野高校在職中の病気がもとで身体に障害を持つようになった。市役所は民間の模範となるよう、障害者雇用率が民間企業の雇用率を下回ってはいけない、とされている。それなのに、突然こんなひどい扱いをするなんて自治体として恥ずかしい」

 

 9月30日、Nさんと仲間が人事課にのりこみ、交渉が行われ、雇い止めを粉砕しました。しかし、10月1日から12月末までの3カ月更新となり、その後2015年1月から3月末までの3カ月雇用が継続されました。こうした6カ月、3カ月、3カ月というでたらめな雇用更新を判断したのは、宮本市長であったことが交渉で明らかになりました。また、3カ月更新という職員はほかにいないことも明らかとなりました。。

 

 Nさん雇い止め解雇を粉砕し、2015年は再び1年更新にさせることができました。

 

 ユニオン習志野は、「一人も仲間も見捨てない」を組合運動の柱にしてます。職場の仲間が攻撃されたら、みんなで反撃し、絶対に仲間を守りぬきます!

 

全世界の労働者は団結しよう!

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