10月3日行われたユニオン習志野と当局の交渉報告の要求項目5~8です。
臨採の夏季休暇増加等は検討する
組合事務所の貸与については最高裁判決に従わない(!?)
5 非正規職員の夏季休暇、習志野だけ少ない。4日から8日に増やせ。
ユニオン
非正規の夏季休暇を増やせ。特に正規と同じ時間働いている臨採については正規(8日)と同じにすべき。それに船橋市も市川市も6日なのに、習志野市は4日。増やす意思はあるか?
人事課長
今後増減については検討する
ユニオン
増「減」とはなにごとか!臨採は正規と同じ時間働いても月12万の超低賃金で働いている。休暇を増やしても人件費が増えるわけではない。せめてそういう権利面だけでもできるだけ正規と同じにするのは非正規の方たちへの最低限の配慮だ。 「非正規の方たちに気持ち良く働いていただくため休暇等についてなるべく正規に近づけるよう努力する」という回答ができないのか。
人事課長
検討する
ユニオン
船橋はパートさんにも健康診断費用の補助をやっているが、習志野でも実施せよ
人事課長
検討してない
6 事実上継続雇用の非正規職員について、更新手続きを簡略化すること
ユニオン
事実上継続雇用になっている非正規職は、更新の際、手続きを簡略化しろ。
人事課長
健康診断については人事課の健康診断を受けている場合は省略している。
ユニオン
周知させろ。今まで知らなかったから更新のたびに健康診断を受けていた職員もいる。
7 不当解雇したAさんの解雇を撤回すること。
ユニオン
あくまで本来は労使交渉で解決すべきだと考えている
人事課長
管理運営事項なので、交渉には応じない。
ユニオン
ユニオン委員長の菊池らが不当逮捕されたが、デッチ上げだったことがわかり釈放されたとき、飯島総務部次長が「私は逮捕に関与していない」と言った。それなら一体誰が関与したのか?
飯島次長
私はわからない
8 組合事務所を庁舎内に設置すること
ユニオン
「複数の組合が職場にある時一方の組合にだけ便宜供与してはならない」という最高裁判決について「検討する」という前回の回答だったが、検討の結果どうなったか?
人事課長
最高裁判決では一方の組合にだけ「交渉にも応じず、組合事務所の貸与についても応じないのは不当」とされているが、本市では市労連だけでなくユニオン習志野の交渉にも応じているし、組合事務所貸与の交渉にも応じている。ただスペースがないし、新庁舎でもスペース確保は考えていない。
ユニオン
スペースがない、というのは理由にならない。まして新庁舎なら、これからどうにでもなるではないか。不当労働行為で法律違反。地労委で争う以外にない、ということか。
人事課長
はい
ユニオン
組合事務所は提供しなくても、ユニオンの所在地は鷺沼1-1-1で市にも届けてある。郵便物が来た場合総務課で保管せよ
職場の声
八千代市で非正規に人事評価をやっていないなら、習志野もやめるべきだ。
特に現業職員は、やっている仕事は同じ。人事評価出すんなら、みんな同じことを書いて出そうよ。
人事課長は最高裁の判例や法律を守る気がないし、職員の声を聞く気もない。あれもダメ、これもダメ、と言うだけ。交渉できちんと答えを出せる他の人間と交渉したい。
Aさんは明日の私、管理職のいい加減な「評価」でクビにされてはたまらない!
10月11日Aさんが不当解雇撤回を求めて千葉地裁に提訴、NHKニュースで放送されました
新聞各紙にも大きく報道されました。(東京、朝日、毎日、読売、千葉日報、産経、日経)
11日夜には市民・労働者の集いを行いました
11日記者会見の後、市民・労働者の皆さん約50人が集まり、話し合いを行いました。
Aさんが「本日千葉地裁に提訴させていただきました。この問題を自分の未来がかかった問題として注目してくださっている、障がいをお持ちの方や青年の方たちのためにもがんばりたいと思います。未熟者ですがご支援をお願いします。」と冒頭あいさつし、弁護士さんからは「今の社会に寛容性がなくなっている。市長は『能力だけで見る』と言っているが、『役に立つか,立たないか』で判断する、その極限がやまゆり園事件。更にAさんの処分にあたっては、具体的な処分理由が告げられていないし、弁明の機会も与えられない、など違法だらけ」という発言がありました。
集まった方たちからは以下のような意見が出されました。
「人を雇う、というのはどういうことなのか。人権をいためつけるようなことを行政がやっていいのか」
「能力がない、というのは市長に言ってやりたい」
「市長は不当逮捕で解雇問題をうやむやにしようとしたが、やぶへびだった」
「障がい者への配慮をしろ、と当局に言ったら、それは不平等だ、能力のない人間は雇わない、なんて言ってる」
「解雇予告手当は即刻払うことになっているのにそれをやらなかったので雇用関係は続いている、と考える。」
「闘いを支え、誰でも入れる大きな枠組みをつくろう」
「数は力。しかし一方で、少人数で聞きあったり、言い合うのも大事」 「障がい者を優遇するのは差別ではない」
「障がい者の問題はなかなか気づいてもらえない。変えて行くためには労働組合の力が必要。Aさんの問題は同じ障がい者として絶対に許せない」
「弟が知的障がいだったので、会をつくったりした。障がいを持ったり弱い者への優しさ、配慮が必要。」
「障がいのある人だけの問題ではなく、みんなの問題だ。『障がい者の解雇』という言い方が独り歩きしないように。同じ生身の欲もあれば色もある。煩悩多き衆生としてともに生きて行く、ということ。健常者でもクセのある人にはみんな合理的配慮をしながらやっている。これはすべての労働者への攻撃だ」
「一人の首きりも許さない。労働運動全体の問題として取り組んでいきたい」
「習志野市の閉鎖的体質を変えていこう。上の言いなりになるのが『能力のある職員』とされている。職場を変えないと、職員が窒息してしまう。」
国も同じことをやっている!
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墨塗りといい、パワハラを「指導」と称したり、民間を指導すべき役所が障がい者切り捨てをやったり、わずか数カ月でクビにしたり、と習志野ソックリですね。
全世界の労働者は団結しよう!
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