習志野市の違法行為に労基署が立ち入り検査、是正勧告
習志野市が法律を守っていないため6月5日労働基準監督署がクリーンセンターに立ち入り検査をし、法律違反を是正するよう勧告したことが新聞に報道されました。
①労働基準法36条の協定を結ばなければ残業させてはいけない、という法律を15年間も無視していたこと、
②臨時職員の残業代の計算を間違え、低い額しか支給しなかったこと、
③産業医や健康診断について労基署への報告義務を怠ったことなどが指摘され、21日是正勧告が出されました。これを議会(26日最終日)にも報告せず、ユニオンとの交渉(27日)でも一言も言わず、28日に発表する、という卑劣なやり方は許せません。
会計年度任用職員制度は超不安定雇用のとんでもない制度。「毎年4月は条件付き採用」に、みんな怒っています
非正規職員は今までふつうに継続雇用されていたのに、再来年度から「会計年度任用職員」とされ、3月末に一旦解雇、4月から再任用されても最初の1か月は「条件付き採用」、つまり3月末と4月末の2回雇い止めの危険性がある、という超不安定雇用にされてしまいます。
①公務労働は正規職員が行う、という建前を投げ捨て、正規削減→非正規に置き換えるよう法律を変えてしまった
②公務員は解雇されないという建前を捨て、でたらめな「評価」で非正規を簡単にクビ切れる制度にした
③何十年働いていても4月は新規採用と同じ「条件付き採用」にされてしまう
④そうすることによって、非正規職員が権利を主張したり、本当のことを言ったりできにくくする
というとんでもない制度です。特に正規職員の障がい者などを「条件付き採用」後クビにしてしまった「前科」が2回ある習志野市は要注意。来年6月議会で条例化されるので、それまでに、この制度を悪用できないようにさせ、これまでの権利も保障させる内容にするよう職場の声をあげていきましょう。
6月27日ユニオン習志野の総務部長交渉で以下の回答がありました
⇒当局の回答
※ユニオンの見解
(1)夏期一時金
⇒正規:2.125月、再任用1.075月、臨時採用0.6月〜
※基本賃金が低いのだから月数くらいは同じにすべき
(2)夏期休暇
⇒正規は8日のまま、非正規: 臨採週5日の人は4日→5日(週4日の人は4日のまま)、パートは 2日→3日
(3)過労死残業
⇒さしひき8名増員したが、12月〜3月の残業80時間以上26名、100時間以上6名の過労死ライン残業がある
※過労死法案反対で遺族が座り込みをした。何かあってからでは遅い!
(4)人事評価
⇒H29から7,8級職員の一時金勤勉手当に人事評価を使っているが、更に拡大する場合はユニオンと協議する。非正規の雇止めには使わない
※おべっか使い競争のための人事評価は百害あって一利なし。
ユニオンは人事評価そのものに反対です
(5)給食センター民営化
⇒正規については保育所も含め調理職を確保する。
再任用、非正規については可能な限り本人の意向に沿うようにする。
※長年調理一筋で働いてきた人たちは今の仕事の継続を望んでいる。
非正規も、遠い埋め立て地の新給食センターでなく、今の労働条件が確保できる所での勤務継続を望んでいる。
(6)感染症休暇制度
⇒調査、検討する
※非正規の場合でも船橋では5日(有給)市川では10日(有給)の「感染症休暇」がある。子供たちを守るためにも必要
(7)非正規が怪我・病気で長期入院した場合
⇒それを理由にした雇止めはしない
(8)非正規の休日出勤割増手当不支給
⇒支払っている (??実際には「規則により支給しない」と言ってきて今回の回答と矛盾するので更に協議中)
※実際は10年以上支払われていない職場がある。直ちに是正すべき。
(9)会計年度任用職員制度
⇒国、県の動向を見ながら慎重に検討する。1か月の「条件付き採用」期間は設ける。会計年度任用職員制度について、ユニオンと協議する。
※これまでは毎年普通に継続雇用になっていた。当局の気に入らない人間は1か月でクビ、というのを毎年繰り返す、など許せない!
(10)戦争につながるJアラート訓練をやめること
⇒国からの指示に従う。市民を動員した訓練は考えていない
※戦争のための改憲を進める安倍首相を「忖度(そんたく)」した訓練はやめるべき
(11)危険なアスベスト作業を職員にさせるな
⇒実態を調査する
※本来組合が要求すべき問題でなく、市の危機管理の問題、表に出たら大問題になる。千葉市は防護措置を取った業者がすべてやっている。
全世界の労働者は団結しよう!