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  • 執筆者の写真ユニオン習志野

第26号 事務所オープン!

皆さんに安心して、気軽に相談に来ていただける場所ができました 「ユニオン習志野」の組合事務所が サンロード津田沼6階(市庁舎分室) にオープンします(4月2日から)

 「賃金格差がひどい。ちゃんと生活できる賃金にして欲しい」「過労死残業で身がもたない」「民間委託で職場がなくなるのは不安」「雇い止めはしないで欲しい」「職場環境が悪い」「パワハラ、セクハラはやめて欲しい」そういう職場の声にすぐ答え、 すぐ動き、不安のない職場にする、力のある労働組合が必要だ!ということで、2015年、市役所で働く仲間なら正規も非正規も入れる新しい労働組合「ユニオン習志野」を結成しました。  それから3年近くたち、非正規職の賃上げ(昨年時給50円アップ)、雇い止めを食い止める、人事異動や民間委託にあたっては本人の意向を最大限尊重させる、過労死ライン残業職場などを中心に人員増を行わせる、などの成果を着実にあげてきました。  そしてこの4月からはサンロード津田沼(京成津田沼駅ビル)6階の一室が「ユニオン習志野組合事務所」として使えることになりました!  皆さんの来室を心よりお待ちしています。仕事帰りや暇つぶしでの来室も大歓迎。職場の悩み、不満、改善要望などお気軽にご相談ください。

千葉県労働委員会でユニオン習志野の主張が全面的に認められた、という記事が新聞にのりました!

朝日新聞3月28日号より 救済申し立て 事実上の和解 習志野市職員らの労組  習志野市が事務室を提供せず、郵便物も取り次がないのは不当労働行為だとして、同市職員らの労働組合「ユニオン習志野」が行った県労働委貝会への救済申し立てが27日までに、事実上の「和解」に達した。 同委員会の協議の場で、市が①京成津田沼駅前の分庁舎一室の使用を認める②総務課に郵便ボックスを設置③掲示板の使用に関する協議を妨げない-との方針を示した。ユニオン側は4月1日から事務所使用と郵便物の取り次ぎが実現した時点で、申し立てを取り下げることで折り合った。

 ふつうの市では新しい労働組合ができれば事務室スペースを確保して提供しますが、習志野市当局は「ユニオン習志野には部屋を使わせない」という違法行為を続けてきました。1年少し前に千葉県労働委員会に「違法行為認定、是正」を申し立て、結局ユニオンの主張が認められ、事務室が使えるようになりました。 ◆皆さんから寄せられた質問にお答えします◆ 問)市当局のやっていたことの何が違法なの? 答)職場に複数の労働組合がある時、一方の組合にだけ事務室を貸し、当局の気に入らない組合には事務室を貸さない、という差別待遇は「不当労働行為」と呼ばれ、労働組合法で禁じられている違法行為なのに今までやっていた、ということですね。森友学園問題での公文書改ざんと似ています。 問)市労連の郵便物は取次ぐのに、ユニオンあての郵便物は送り返してしまう、なんて乱暴なことをしたら、後で責任を取らされる、と思わなかったの? 答)行政にずっといると感覚がマヒしてしまい、「このぐらいはやっても大丈夫だろう」と思うようになるんでしょうね。これも森友問題に似ています。 二度とこういうことがないようにしてもらいたいですね。

障がい者Aさんの不当解雇問題に関する経過とユニオン習志野の見解(支援してくださった皆さんにお送りしたものと同じ内容です)

習志野市障がい者不当解雇問題について(現状報告とお詫び)

ユニオン習志野

 習志野市役所で発生した障がい者不当解雇事件に関し、2年にもわたり応援メッセージ、習志野市役所への抗議や話し合い申し入れ、裁判傍聴、街頭デモ、地域・職場での署名活動、更には裁判カンパなど温かいご支援をいただき、心より御礼申し上げます。  その後さまざまな事情で裁判が中断し、皆様への経過報告が遅れたことをお詫びします。

<「障がい者枠」で採用した青年を「能力不足」で解雇、という前代未聞の事件>  この解雇問題が発生したのは2016年2月29日でした。千葉県習志野市に「障がい者枠」で正式採用されたAさんが、わずか9か月後の2016年2月29日に「能力不足」を理由に解雇されてしまった、という驚くべき事件です。 解雇された直後の3月中旬にAさんからユニオン習志野(習志野市役所の職員労働組合)にご相談があったので、「一人の仲間も見捨てない」という労働組合の原則を守り、Aさんを応援することになりました。  労使交渉を繰り返し、Aさんの不当解雇撤回、原職復帰を求めましたが、習志野市当局は「能力不足で解雇しただけ」と、頑なな姿勢を続けました。

<メディアや議会でも取り上げられ、毎回裁判傍聴は満席。習志野市民も立ちあがった>    この不当解雇事件は労働問題であるだけでなく、障がい者差別、障がい者切り捨ての問題でもあったため新聞、雑誌、テレビなどメディアにも取り上げられ、市議会でも多くの議員の方たちが解雇撤回を求めて当局を追求しました。  障がい者枠で職員に正式採用しておきながら、「能力不足の障がい者はいらない」と切り捨てる習志野市宮本泰介市長の姿勢に習志野市民のみならず全国から疑問と怒り、抗議の声が寄せられました。  障がい者が共に働き、共に生きていけるのびのびした社会にしたい、障がい者を差別し排除する習志野市のあり方を変えなければいけない、という思いで多くの労働者市民が立ち上がり「習志野市障がい者雇用を求める会(準)」という市民組織も立ち上がりました。この会にユニオン習志野も参加し、Aさんとともに市内の各駅頭での街頭宣伝、署名集めなどの活動や毎回の裁判の傍聴への呼びかけを行ってきました。  裁判は毎回傍聴席を満席にするという異例の事態になり、全国の注目の的になりました。裁判を通じて、市当局がAさんを解雇した非人間的なやり方も明らかになりました。  解雇撤回を求める署名も1396筆お寄せいただき、2017年6月13日に第4回目の口頭弁論が予定され、勝利に向かって大きく前進していました。

<しかし突如裁判継続が困難な状況に>    しかしここで大問題が発生し、突如裁判が延期になってしまいました。度重なる裁判やその準備で心労が重なったせいかAさんの精神状態が不安定になり、裁判の継続が難しい状態になったのです。  習志野市障がい者雇用を求める会(準)としては経過を見守ってきましたが、Aさんの状態は改善されず、裁判に出席すること自体が厳しい状態であると伝えられ、6月に予定されていた裁判は中止になり、現在に至るまで裁判が中断しております。  今後裁判をどうするかについてはAさん自身が決めていくことになりますが、労働組合ユニオン習志野としては、これ以上Aさんが裁判を継続することはAさん自身に負担が大きすぎ、Aさんのためにもならないと判断し、解雇撤回闘争の継続は困難、と判断せざるを得なくなりました。  しかしながら、この解雇撤回闘争を闘う中で多くの障がい者の方々、更に障がい者とさまざまな形で関わっている方々からのお話もうかがい、さまざまな労働組合、市民団体のご支援をいただく中で障がい者問題、障がい者雇用問題などについて私たちは多くのことを学ぶことができました。本来障がい者雇用について民間に指導するのが市役所のはずなのに、逆に市役所自体が障がい者を職場に受け入れる努力も環境づくりも行って来なかった、一番問題なのは市役所だ、という習志野市の実態も明らかになりました。  2018年4月からは企業や市役所において障がい者の法定雇用率が引き上げられます。しかし、それだけで解決できる問題でしょうか?法定雇用率を満たすためとりあえず障がい者を雇用はしてみ るものの、障がい者を仲間として職場に受け入れる努力も環境づくりも行わずに安易な解雇・雇い止めを行い、退職強要を行い、不安定な雇用を続けさせようとする、そんな障がい者雇用のあり方を変えていくべきではないでしょうか。労働組合が取り組むべき大きな課題だと思います。  私たちは第2、第3のAさん問題が起きないよう、職場で働く仲間が泣き寝入りすることがないよう、市のあり方を改めていくことに努めて行きたいと思います。  この間皆様からいただいたご支援、心のこもったメッセージやサポートに心より感謝申し上げます。ご期待に沿うことができず、力不足をお詫び申し上げます。  なお、この解雇撤回闘争の経過等については、Facebookページ「ユニオン習志野」「習志野市障がい者雇用を求める会(準)」のホームページをご参照ください。

全世界の労働者は団結しよう!

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