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  • 執筆者の写真ユニオン習志野

第20号 不当労働行為認定か?

人員不足→100時間超え超勤をなくせ 月12万では生活できない、生きていける賃金を 民間委託や雇い止めを勝手にするな などで労使交渉を行います

 職場の主人公は労働者、みんなが安心して働き続けられる職場づくり、不当なあつかいに泣き寝入りしないですむ職場づくりをするため「ユニオン習志野」を結成してから2年が経ちました。  「今年4月から臨時的任用職員の時給を50円アップする」「雇い止めや差別的取扱いをさせなくする」などの成果を勝ち取りましたが、今回新たに当局に交渉を申し入れました。みんなの団結で要求を勝ち取りましょう。

1 超過勤務の多い職場について、ただちに人員増など改善を図ること。

 電通の女性労働者や新国立競技場建設に従事した労働者の過労自殺が問題になっているのに、率先して法律を守るべき市役所で100時間超えの残業が行われています。ただちに人員増を行うよう求めます。

2 人事評価を強制しないこと。特に非正規職員については、説明もないまま実施しないこと、人事評価を雇い止めに使わないこと。

 習志野市の場合、今は人事評価を試験的に提出させているだけで、賃金差別には使われていません。「上司の言いなりになる人が高い評価を受ける」という人事評価は職場を沈滞させ、腐らせる。そのことをみんな知っていて反発が大きいからです。昨年度から、今まで行っていなかった非正規労働者への人事評価も始め、雇い止めに使おうとしています。「みんな同じ仕事をしているし、チームワークで仕事している。特に現業の場合、評価で差別をつける、なんて無理がある。」というのが職場の声です。人事評価を強制しないこと、長年働いてきた人たちを当局の勝手な都合や判断で雇い止めにするために人事評価を使わないこと、を求めていきます。

3 トップランナー方式(労働者と現場を無視した民間委託)など、「本人の意向を無視した雇止め、異動」を、組合との合意なしに行わないこと。

 政府は「今働いている人をクビにし、民間委託にして経費削減した自治体の水準を地方交付税の算定基準にする」という「トップランナー方式」で民間委託を進めようとしています。この「アベノミクス」のやり方が、どれだけブラック企業をのさばらせてきたか。労働者がまともに食べていけない社会を作ってきたか。今ではみんなが知っています。長年市民のため汗水たらして働いてきた労働者を、地方交付税にちょっとイロをつけさせるために切り捨てる、などということがあってはなりません。  組合との合意なしに雇い止めや異動を行わないよう求めていきます。

<政府が民間委託を進めようとしている業種> (2016年度)学校用務員事務 道路維持補修・清掃等 案内・受付 公用車運転 本庁舎夜間警備 一般ごみ収集 学校給食 情報システムの運用 など (2017年度)青少年教育施設管理(2018年度)図書館管理 公民館管理 窓口業務

4 正規職員と非正規職員の賃金格差を大幅に改善すること

 「月12万で生活できるか」という声で臨時的任用職員の時給50円アップを実現しましたが、「生活できる賃金」にはほど遠い。市役所でありながら「官製ワーキングプア」「ブラック自治体」などと呼ばれることははずかしいことです。大幅賃上げを求めます。

習志野市の法律違反に千葉県労働委員会もビックリ! いよいよ不当労働行為(違法行為)認定か?

 新しい組合「ユニオン習志野」を結成してから2年たちました。ところが市当局はいまだにユニオン習志野への組合事務所提供を拒否し、郵便物の取り次ぎも拒否する、というイヤガラセを行っています(「市労連」には事務所を与え「ユニオン習志野」には与えない、という差別は労働組合法第7条違反です)。現在千葉県労働委員会で係争中です。 

<組合事務所の提供を求める> 当局の主張 ①ユニオンに提供するスペースがない

ユニオン習志野の主張  当局の主張はウソ。2年間の交渉の中で当局は「旧庁舎でも新庁舎でもユニオンに事務所は貸さない」と回答し、スペースがあるかどうかなど全く検討していない。ユニオンが調べたところ、新庁舎では60数カ所、更に旧庁舎市民課棟などを加えれば、ユニオンに提供できるスペースは数限りなくある。

当局の主張 ②市労連は市の一般職だけが加入する「職員団体」であり、ユニオン習志野は「職員団体」でないから提供しない。

ユニオン習志野の主張 当局の主張はウソ。市労連は市の一般職でない企業局職員も入っているので「職員団体」とは言えず、ユニオン習志野と同じ一般労働組合。同じ市に2つ以上の労働組合がある他市の場合、職員団体にも一般労働組合にも事務所を提供している。

当局の主張 ③市労連より人数の少ないユニオン習志野には2.6㎡のスペースで十分だが、そんな狭い場所では使い道がない(!?)

ユニオン習志野の主張 当局の主張は意味不明。狭いトイレのような2.6㎡の組合事務所なんて聞いたことがない。 他市では4人の組合に対し、20㎡の事務所を提供している所もある。 2.6㎡では狭すぎるだろうから提供しない?それならもっと広いスペースを提供すればいいだけ。当局の主張は全く意味不明

<掲示板> 当局の主張 掲示板は今まで市労連からも申請が出ていなかったから許可もしていなかった。市労連が掲示板に貼っていた掲示物は最近市労連に命じて撤去させた。

ユニオン習志野の主張 当局の主張はウソ。今までも申請を出せと言ったことはなく、労使慣行で掲示板を使わせていた。市労連には使わせ、ユニオンには使わせないという差別扱いは法律違反になることに気づき、あわてて市労連に掲示物撤去を命じ、市労連はそれに応じてしまった。 他市で掲示板を許可していないところなどない。

<郵便> 当局の主張 市労連については総務課にボックスがあって郵便物を取り次いでいるが、ユニオンについては取り次ぎを拒否する

ユニオン習志野の主張 「郵便物の取り次ぎさえ拒否」なんてあり得ない。ユニオンへの郵便物を送り返していたことも発覚!ユニオンの抗議で送り返すのはやめたが、人事課が郵便物を確認してユニオンに渡す「検閲」を行っている。

 ユニオン習志野の組合員は組合結成前にも、臨時的任用職員の大量雇止め、下請け労働者死亡事故に対する労災隠し、再任用職員に対する不平等扱い(雇用期間の不当な短縮)などに取り組み、勝利してきました。「ユニオン習志野」結成後は「障がい者職員不当解雇撤回」にも取り組み「一人の仲間も見捨てない」労働組合の原則を守ってきました。当局にさからう組合で気に食わないから便宜供与しない、という習志野市の法律違反は許されません。

次回労働委員会 9月27日(水)午後1時半県庁南庁舎7階 傍聴に参加しましょう。

全世界の労働者は団結しよう!

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